労働問題– 労働問題についてのコラム・解決事例 –

前回のコラムではパワーハラスメント（以下パワハラ）の基礎知識や被害に遭った際の対処について解説いたしました。 今回は社内でパワハラがあった際の企業側・責任者側がとるべき対応策や，未然に防ぐためにはどうするべきかについて解説してまいりたいと...

近年，日本でもセクシュアルハラスメント（以下，セクハラ）に対する認識が高まり，企業においても対策が進められていますが，依然として根深い課題です。セクハラ被害の影響は個人の尊厳や働く意欲に深刻なダメージを与えます。しかし，セクハラは｢冗談｣...

【ご相談まで】 登場人物 法人X･･･従業員AとBの勤務先であり当事務所の依頼者従業員A･･･本件相手方従業員B･･･従業員Aからパワハラを受けたと法人Xに通告 経緯 法人Xの従業員であるBは，同フロアに勤務しているAから「笑い声が耳障りだ」と言われ，その発言...

現代社会にはありとあらゆる"ハラスメント"が存在しています。代表的なものとしてはカップルや夫婦間に起こるモラルハラスメント，職場内で起こるセクシュアルハラスメントやパワーハラスメント等があります。さらに最近は就職活動中の学生に対する就活ハ...

事件の概要 塗装職人に対し，「今の現場が終われば，もう来なくていい」と告げたことが，解雇通知に該当し，当該解雇は，客観的に合理的な理由を欠き無効であるとして，当該通知後の賃金を請求されてしまいました。この事案では，塗装職人の方は，上記通知...

事案の概要 会社側は，ある労働者が，会社の信用を傷つける行為をしたり，当該部署で必要とされる検定試験を受けなかったこと等を理由として配置転換を行ったのですが，それによって賃金が下がることに不満を持った当該労働者が，配置転換の撤回を求めてき...

事案の概要 診療所（依頼者）が，横領を理由に，看護師を懲戒解雇したところ，解雇の無効を理由として，雇用契約上の権利を有することの確認等を求めて労働審判を起こされた事案 結果 １回目の期日で調停成立（看護師が診療所の都合で円満に退職することと...

事件の概要 　３０年来の友人X（A会社の代表取締役）から，「当座預金口座の残高が足りない」，「潰れたら困るが，色んなところ行ったが誰も貸してくれない。貸して欲しい」などと言われ，約７年の間に，合計約４５０万円をA会社に貸していました。　友人X...

事案の概要 化粧品の販売等を業とする会社（依頼者）が，自社が作成する電話マニュアル等に従わず，営業成績が芳しくない電話オペレータを解雇したところ，解雇の無効を理由として，雇用契約上の地位を有することの確認等を求めて労働審判を起こされた事案...