遺産分割調停 (事例5)
事案の概要
遺産分割協議に協力的でない相続人がいた事例
父親が死亡し,母親と子供3人が相続人となりましたが,そのうち子供1人(Y)が遺産分割協議に非協力的であったため,相続財産である不動産や預金の名義変更が出来ないということで,困り果てて,当事務所に相談に来られました。
当事務所の方で,Yの居場所を調べ,連絡を取ったのですが,依然として遺産分割協議に非協力的だったため,やむを得ず,遺産分割調停を申し立てることになりました。
ところが,Yは,遺産分割調停になると態度を改め,法定相続分を前提とした遺産分割に積極的に応じるようになったため,1回の期日で,無事,遺産分割調停が成立しました。
このように,遺産分割協議に非協力的な相続人がいる場合には,遺産分割調停を積極的に活用することをお勧めします。