愛する人が病気にかかっている方へ

現在,子供や愛する人が病気にかかり苦しんでいる方がおられると思います。

そのような方に向けて,治療における信仰の力についてお伝えしたいと思います。

イエス・キリストは,病に苦しまれている方々を一瞬のうちに治療しましたが,その方法は信仰によるものでした。

目次

イエス・キリストの信仰による治療

王室の役人の癒やし

イエスは再びガリラヤのカナに行かれた。イエスが水をぶどう酒にされた場所である。
さてカペナウムに,ある王室の役人がいて,その息子が病気であった。
この人は,イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて,イエスのところに行った。そして,下って来て息子を癒やしてくださるように願った。息子が死にかかっていたのである。
イエスは彼に言われた。「あなたがたは,しるしと不思議を見ないかぎり,決して信じません。」
王室の役人はイエスに言った。「主よ。どうか子どもが死なないうちに,下って来てください。」
イエスは彼に言われた。「行きなさい。あなたの息子は治ります。」その人はイエスが語ったことばを信じて,帰って行った。
彼が下って行く途中,しもべたちが彼を迎えに来て,彼の息子が治ったことを告げた。
子どもが良くなった時刻を尋ねると,彼らは「昨日の第七の時に熱がひきました」と言った。
父親は,その時刻が,「あなたの息子は治る」とイエスが言われた時刻だと知り,彼自身も家の者たちもみな信じた。

 ヨハネ4章46~51

彼は,王室の役人でしたので,お金も地位も権力もありました。そこで,色々な医者を訪ねては,あらゆる治療を試みていたと思われますが,それでも,病気は治らず,息子は死にかけていました。そこで,イエスの噂を聞きつけ,藁にもすがる思いで,イエスのもとにやってきたのです。

この役人は,イエスに,息子の元に来て欲しいと必死に頼んでいます。しかし,イエスは彼が望むようにはしませんでした。その代わり,「行きなさい。あなたの息子は治ります。」と言われたのです。

ここで,イエスは,この父親にチャレンジを迫ったのです。
イエスがはじめの方で「あなたがたは,しるしと不思議を見ないかぎり,決して信じません。」と言っているように,あなたも,他の人と同じように,しるしを見ない限り信じないのですか,それとも,イエスの言葉だけで信じますかと迫ったのです。

この役人は,イエスの言葉を信じました。そして,イエスに,息子のもとに来てもらうことを止め,帰途についたのです。

すると,イエスが「あなたの息子は治ります。」と言った時刻に,息子が治っていました。
役人の信仰によって,息子の病が癒されたのです。

百人隊長のしもべの癒やし 

イエスがカペナウムに入られると,一人の百人隊長がみもとに来て懇願し,
「主よ,私のしもべが中風のために家で寝込んでいます。ひどく苦しんでいます」と言った。
イエスは彼に「行って彼を治そう」と言われた。
しかし,百人隊長は答えた。「主よ,あなた様を私の屋根の下にお入れする資格は,私にはありません。ただ,おことばを下さい。そうすれば私のしもべは癒やされます。
と申しますのは,私も権威の下にある者だからです。私自身の下にも兵士たちがいて,その一人に『行け』と言えば行きますし,別の者に『来い』と言えば来ます。また,しもべに『これをしろ』と言えば,そのようにします。」
イエスはこれを聞いて驚き,ついて来た人たちに言われた。「まことに,あなたがたに言います。わたしはイスラエルのうちのだれにも,これほどの信仰を見たことがありません。あなたがたに言いますが,多くの人が東からも西からも来て,天の御国でアブラハム,イサク,ヤコブと一緒に食卓に着きます。
しかし,御国の子らは外の暗闇に放り出されます。そこで泣いて歯ぎしりするのです。」
それからイエスは百人隊長に言われた。「行きなさい。あなたの信じたとおりになるように。」すると,ちょうどそのとき,そのしもべは癒やされた。

マタイの福音書8章5~13節

百人隊長は,イエスから,しもべのところに行って治してあげようと言われたにも関わらず,来て頂かなくても大丈夫です,言葉だけを下さいと頼んでいます。王室の役人とは対照的ですが,イエスが言葉を発した瞬間にしもべは癒やされました。
百人隊長の信仰によって,しもべの病が癒されたのです。

長血の女とヤイロの娘  

さて,イエスが帰って来られると,群衆は喜んで迎えた。みなイエスを待ちわびていたのである。
すると見よ,ヤイロという人がやって来た。この人は会堂司であった。彼はイエスの足もとにひれ伏して,自分の家に来ていただきたいと懇願した。
彼には十二歳ぐらいの一人娘がいて,死にかけていたのであった。それでイエスが出かけられると,群衆はイエスに押し迫って来た。

そこに,十二年の間,長血をわずらい,医者たちに財産すべてを費やしたのに,だれにも治してもらえなかった女の人がいた。
彼女はイエスのうしろから近づいて,その衣の房に触れた。すると,ただちに出血が止まった。

イエスは,「わたしにさわったのは,だれですか」と言われた。みな自分ではないと言ったので,ペテロは,「先生。大勢の人たちが,あなたを囲んで押し合っています」と言った。
しかし,イエスは言われた。「だれかがわたしにさわりました。わたし自身,自分から力が出て行くのを感じました。」
彼女は隠しきれないと知って,震えながら進み出て御前にひれ伏し,イエスにさわった理由と,ただちに癒やされた次第を,すべての民の前で話した。
イエスは彼女に言われた。「娘よ,あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。

イエスがまだ話しておられるとき,会堂司の家から人が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。もう,先生を煩わすことはありません。」
これを聞いて,イエスは答えられた。「恐れないで,ただ信じなさい。そうすれば,娘は救われます。」
イエスは家に着いたが,ペテロ,ヨハネ,ヤコブ,そしてその子の父と母のほかは,だれも一緒に入ることをお許しにならなかった。
人々はみな,少女のために泣き悲しんでいた。しかし,イエスは言われた。「泣かなくてよい。死んだのではなく,眠っているのです。」
人々は,少女が死んだことを知っていたので,イエスをあざ笑った。
しかし,イエスは少女の手を取って叫ばれた。「子よ,起きなさい。」
すると少女の霊が戻って,少女はただちに起き上がった。それでイエスは,その子に食べ物を与えるように命じられた。
両親が驚いていると,イエスは,この出来事をだれにも話さないように命じられた。

ルカによる福音書8章40~56節

ヤイロという人の一人娘が死にかけていたため,父親がイエスのもとに来て,自宅に来て欲しいと懇願している時に,その場に居合わていた婦人病を患っている女性が信仰によって癒やされました。
この女性は,12年間,婦人病で苦しんでいました。治療のため全財産を費やしても治らず,絶望していました。そのうえ,当時の社会では女性のこうした病気は汚れていると考えられいたため,この女性は,長年,社会から疎外されていました。そんな彼女が最後に一縷の望みをもってイエスに近づき,イエスの衣のふさにさわった時,一瞬のうちに,彼女の血の流出が止まったのです。
一途に,イエスにすがりついたその女性の信仰が彼女を救ったのです。

イエスがその女性と話している最中に,ヤイロの家から人々が到着して,娘が亡くなったとヤイロに知らせました。イエスは彼らの言葉を聞いて,すぐにヤイロに恐れずに信じるように勧めました。イエスの言葉によって,ヤイロは,落胆するような状況下にあっても,信仰を保ちました。ヤイロの家に到着し,イエスが少女の手を取って,「少女よ,起きなさい」と声を掛けると,すぐに,少女は立ち上がって歩き始めましたのです。
ヤイロの話は,イエスに対する揺るぎない信仰と,イエスの癒やしの力を物語っています。どれほど,絶望的な状況にあっても,イエスに信仰を置くことで,人間の想像を遙かに超えたことが起こりうることを示していると思います。

上記3つの聖書箇所は全て実話です。
いずれも,不可能と思われる状況下で,信仰によって,病気が癒やれました。

聖書には,


イエス・キリストは,昨日も今日も,とこしえに変わることがありません。

ヘブル人への手紙13章8節

とあります。

ですので,高度な医療もなかったイエス・キリストの生きていた時代に,信仰によって病が治癒されたのであれば,現在も信仰によって病が治るということです。

信仰によって病気が治ったという事例

実際,世界中で,信仰によって病気が治ったという事例が多数報告されています。

エジソンやアメリカの多くの大統領(アイゼンハワーやリンカーン)が心酔していたノーマン・ヴィンセント・ピール牧師は,その著書「積極的考え方の力」の中で,信仰が治療の力になるとして,ウィーンの有名な外科医ハンス・フィンテスラが訪米した時の記事を次のように紹介しています。

ウィーンの医師ハンス・フィンテスラは,神の見えざる手が手術の成功を助けてくれると信じている。彼は,国際外科学会の最高栄誉である”マスター・オブ・サージュリー”に選ばれた。局所麻酔のみで,腹部切開手術を行った業績が認められたのある。このウィーン大学の72歳の教授は,二万回以上の大手術を行い,そのうち八千回の胃切除を局部麻酔のみで行っている。フィンテスラは言う。
「・・・最近では,残念ながら,多くの患者や医師が,すべて神の導きによるものだという信念を失っている。
わたしたちが,ふたたび,特に患者の治療において,神の助けの重要性を確認することで,病める人を健康な状態に戻すための真の進歩が達成されるだろう

ノーマン・ヴィンセント・ピール「積極的考え方の力」

また,顎骨骨腫があると診断され,医師からはまずは治らないだろうと宣告された患者が,聖書を読み続けているうちに回復し,頑強で,たくましく,健康になった話などを紹介しています。

病気になったら実践するとよいもの

ピール博士は,数多くの中から,病気の回復に効果がある例を調べたところ,共通の要因があったとして次の5つを挙げています。

  1.  神の手に自分を進んで委ねる
  2.  過ちや欲望などを忘れて,魂を浄化する
  3.  医療科学と神の癒しの力を組み合わせた治療法を信頼する
  4.  たとえどんなものであろうとも,神の答えを受け入れる。神の意志に苛立ったり,それを恨んだりしない
  5.  神が癒やしてくれることを固く,疑いなく信じる

そして,愛する人や自分自身が病気になった場合には,次の方法を実践するよう薦めています。

  1. 治療には魂の力を用いる
    治療には医療技術と同様に魂の力が必要であると信じる。
  2. 医者のために祈る
    神が,訓練された医師を治癒の手段として使っていると信じる。そして,医師が神の恵みを愛する人に届けてくれるよう祈る。
  3. 取り乱さない。不安にならない
    不安になると,消極的で破壊的なメッセージが愛する人に伝わってしまう。
  4. ふたつの治療法を取り入れる
    全ての病に対して,科学的な法則と信仰を通した魂の法則による治療があることを信じる。
  5. 神にすべてを任せる
    愛する人が生きて欲しいという大きな望みと,神にすべてを任せるという大きな覚悟が一致したとき,治療の力が驚くべき効果を発揮する。
  6. 心をひとつにする
    家族がこころを一つにして調和する。
    イエス・キリストの次の言葉を信じる。

まことに,もう一度あなたがたに言います。あなたがたのうちの二人が,どんなことでも地上で心を一つにして祈るなら,天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます。

マタイの福音書18章19節
  1. 愛する人の健康な姿を心に思い描く
    愛する人が完全な健康状態にあることをイメージする。
    精神の9割は無意識の潜在意識によるので,潜在意識に送り込んだメッセージは現実化してしまう。そのため,否定的なことを考え続けると,それを現実化してしまう恐れがある。
  1. 感謝する
    神にあなたの愛する人が治してくれるように祈る。ただし,何度も願うのではなく,願うのは一度だけで十分。あとは,祈りを捧げ,神様の御心に感謝する。
    肯定的な信仰によって,神の慈悲を確認できる喜びを感じるようになる。この喜びの感情には治癒の力がある。

まとめ

聖書には,

信仰は,望んでいることを保証し,目に見えないものを確信させるものです。

ヘブル人への手紙11章1節

信仰がなければ,神に喜ばれることはできません。神に近づく者は,神がおられることと,神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを,信じなければならないのです。

ヘブル人への手紙11章6節

神にとって不可能なことは何もありません。

ルカの福音書1章36節

とあります。
不安になるのではなく,全知全能の神が最善のことをしてくれていることを信じて,前向きに生活しましょう。

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