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セオドア・ルーズベルト~格闘技への思いと彼を支えた聖書の言葉~

こんにちは。法律事務所リベロの所長,弁護士渡辺です。
今回はアメリカの偉大なる大統領,セオドア・ルーズベルトについてお話したいと思います。
勝利は実際にアリーナで戦った者のものだ
アメリカの歴代大統領で,最も大胆な大統領の一人で,リンカーン以後の大統領の中で,最も有能な大統領とも評されているセオドア・ルーズベルト大統領は,格闘技好きで,大統領在任中も,ボクシングや柔道をしていたようで,以下のようなことを言っています。
大物評論家や,何かを実行した人に向かって,「あそこはもっとうまいやり方があったのに」とか指摘する人など,どうでもいい。勝利は,実際にアリーナで戦った者のものだ。その顔は埃と汗と血にまみれているが,果敢に戦い,何度も失敗を繰り返しながら,情熱を失わず,価値ある目的のために身も心も捧げてきた男。
彼らの手にする最高の結果は,好成績で勝利を収めることであり,最悪の場合,負けたとしても,果敢に戦った上での負けである。そういう人間と,勝利も敗北も経験したことのない,冷め切った臆病な人間とを同列に語ることはできない
小さい頃,ルーズベルト大統領は,神経質で,臆病だったようですが,強い男に憧れ,ボクシングをはじめたようです。
私も,約20年前,強さに対する憧れから,極真空手をはじめました。しかし,入門前は,怖さと迷いから,池袋にある極真会館の本部道場近くまで行っては帰って来るということを3ヶ月くらい繰り返していました。なんとか勇気を振り絞って,入門したのですが,入門した後は,憧れの極真会館の道場生になれたというのがうれしく,休まず,稽古に通ってました。稽古は厳しく,骨折したり,何針か縫ったり,歯が欠けたりしたこともありましたが,強くなれるという希望をもって,稽古に励んでいました。試合に勝つこともありましたが,負けが続き,悔しい思いをしたこともあり,そういったとき,上記ルーズベルト大統領の言葉に励まされていました。
今となっては,そういった経験一つ一つが,自信となっています。
武道やスポーツは勝負である以上,勝ち負けにこだわるのは当然ですが,負けたとしても,恐怖心や不安にうちかってチャレンジしたというその経験はかけがいのないものだと思いますし,他の人に真似できない経験をしたことになるので,大きな自信になると思います。
極真空手をやるまでは,自分に自信がなく,対人関係も苦手でしたが,続けるうちに,徐々に自信がつき,対人関係にも自信が持てるようになりました。
ルーズベルト大統領は,子供の頃は,ひ弱で,病気ばかり,がりがりにやせていたようですが,ボクシングなどで体を鍛えたおかげで,世界一タフな大統領になりました。
ですので,子供に自信をつけさせてあげたいという方には,是非,武道やスポーツを習わせてあげるのがいいと思います。
その際は,試合の勝ち負けの結果で子供を評価するのではなく,是非,チャレンジしたこと自体を、毎回評価してあげて下さい。チャレンジを繰り返すことで,自己肯定感が強まっていけば,徐々に自信が付いていくと思います。何らかの事情で,途中で辞めることになっても,そういった経験はかけがえのない経験として,子供の将来に良い影響を与えると思います。
セオドア・ルーズベルトが試練を乗り越えた方法

セオドア・ルーズベルト大統領は,アメリカ人ではじめてノーベル平和賞をしました。
しかし,大統領になる前,大きな苦難に襲っています。
彼の妻が,女の子を出産したその日に昏睡状態になり,翌日,亡くなってしまったのです。しかも,その日,母親までもが腸チフスのために亡くなってしまったのです。1日のうちに妻と母親2人を失った彼は,生きる希望を失い,自分の農場で,一人,ひっそりと生活するようになりました。
しばらくの間,絶望の生活を送っていましたが,彼はそんな状況でも屈しませんでした。
聖書を心の拠り所して気持ちを奮い起こし,米西戦争に従軍して大活躍し,ニューヨーク州知事になりました。そして,最後には,アメリカの大統領に就任したのです。
彼は,クリスチャンとして,聖書を愛読し,「聖書を通読することは,大学教育にまさる価値がある」と言っています。
苦難の中で,彼を支えたのは,聖書の以下の言葉だったとのことです。
強くあれ,雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたたが行くところどこででも,あなたの神,主があなたとともにいるのだから
ヨシュア記1章9節
この聖句は有名で,この聖句を元に,吉井裕美香さんという方が「強くあれ雄々しくあれ」という曲を作詞,作曲しています。
youtubeで沢山の方が歌っていますので,是非,聞いてみて下さい。
落ち込んでいる時に聞くと,心に響き,勇気がわくと思います。
ずっと 愛されてた
「強くあれ雄々しくあれ」作詞・作曲 吉井裕美香
ずっと 守られてた
倒れそうなときは
支えてくれた
目を上げて
主の御声に従おう
すべてを 委ねて
強くあれ 雄々しくあれ
主があなたの前を進まれる
強くあれ 雄々しくあれ
主がいつもあなたと共に
おられるから