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二度の離婚を経て,王様の愛をつかんだ女性のストーリー

こんにちは。法律事務所リベロ所長の渡辺です。
イギリスの王エドワード八世の恋愛話を知っていますか?
今回はエドワード八世とそのお相手ウォリス・シンプソンのお話から,生き方を考えてみたいと思います。
エドワード八世とウォリス・シンプソンの真実の愛

彼は,40歳になるまで,本当に愛することの出来る花嫁を探し続けていました。ヨーロッパ中の王女達と知り合う機会があったようですが,愛する女性には巡り会えなかったのです。そのため,エドワード八世は,地位,名誉,財産など人が羨むものを全て持っていましたが,「愛」のない生活,空虚な生活を送っていました。
そんなエドワード八世の心を捕らえたのが,アメリカ出身のウォリス・シンプソンという年上の女性でした。彼女は,その生涯に二度も離婚しており,その時代では,お婆さんと呼ぶ年齢になっていました。彼女も,真実の愛を探し続けていました。
二人は相思相愛の仲になったのですが,当時,離婚経験のある貴族でもない女性は王族になれなかったのです。そこで,エドワード八世はウォリスと別れて国王の地位に留まるか,退位してウォリスと結婚するかを迫られました。
エドワード八世は愛する女性と一生を遂げるという幸せを求めて,王位を捨てたのです。
全てを失ってでも真実を貫いたエドワード八世ですが,この話で特筆すべきなのは,ウォリス・シンプソンが,2度,結婚生活に失敗し,年齢の面で大きなハンディキャップを抱えながらも,真実の愛を探し続け,遂にそれを獲得したこと,しかも,国王から獲得したということです。
彼女にとって,人生で一番大切なのは愛でした。それも嘘偽りのない本当の愛でした。彼女は,それをずっと夢見ていました。2度,結婚生活に失敗しても,彼女は諦めませんでした。
彼女は,世間から様々なバッシングを受けました。それでも,彼女は諦めませんでした。
なぜでしょうか?
彼女は,自分の夢に対する,炎のような強い願望を抱いていたからです。
本当の幸せとは?
アップルの創立者スティーブンジョブスが,
最も重要なことは,君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
スティーブ・ジョブス
心や直感は,君たちが本当になりたいものが何かを,もうとうの昔に知っているものだ。
だからそれ以外のことは全て二の次でいい。
と言っているように,彼女は,自分の気持ちに忠実でした。
彼女にとっては,真実の愛以上に大切なものはなかったので,それを実現するためだったら,どんな犠牲でも払う覚悟でいました。エドワード八世も同じでした。
本当の幸せは自分の気持ちに素直に従うところから生まれると思います。
彼らは恋愛を秘密にすることも出来ました。そうすれば,世間から非難を浴びることもなかったでしょう。しかし,彼らは,あえて,関係を公にしました。彼らは自分に偽りなく生きることを選んだのです。
マザーテレサも次のように言っています。
お互いに,心の底から愛し合っている人たちは,この世でいちばん幸せ者です。
彼らは少ししか,いいえ,まったく何も持っていないかもしれません。
でも幸せなのです。
すべてのことは,どのように愛し合うかにかかっているのです。
マザー・テレサ
炎のようなの願望に従って行動する人を誰も止められません。
大谷選手のコラムでも伝えたとおりです。

夢の力は,男女に関係ありません。
ウォリスは,世間がお婆さんと呼ぶ年齢になって,世界一の未婚の王様を射止めました。それまで,誰一人出来なかったことを実現したのです。
聖書には,
イエス・キリストは言われた。「人にはできないことが,神にはできるのです。」
ルカの福音書18章27節
あなたがたが年をとっても,わたしは同じようにする。
イザヤ書46章4節
あなたがたが白髪になっても,わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。
イエス・キリストは,昨日も今日も,とこしえに変わることがありません。
ヘブル人への手紙13章8節
とあります。
永遠に変わらない神様に信頼すれば,困難と思われることも可能になるでしょう。
ウォリスを見習い,年齢など気にせず,あなたの気持ちに素直になって,夢の実現にチャレンジしてみましょう。
その夢が神様の御心にかなったものであれば,きっと実現できるでしょう。
そんなの出来ない。と,諦める癖がついている方は以下を聞いてみましょう。
安藤理恵子牧師(玉川聖学院学院長) 諦める癖捨てませんか?
是非,前向きな人生を歩んで頂ければと思います。