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愛に溢れた人~マザー・テレサ~

こんにちは。法律事務所リベロ所長の渡辺です。
さっそくですが,20世紀後半の最も偉大なリーダーは誰だと思いますか?
色々な意見があると思いますが,全世界の及ぼした影響力という観点からすると,マザーテレサといえるのではないでしょうか?
今回は貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサについてのお話です。
なぜマザーテレサが偉大なリーダーだと思うのか。
マザーテレサと聞いたとき,ほとんどの方は,華奢で小柄な体で貧しい人たちに奉仕している姿を思い浮かべる人がほとんどでしょう。
しかし,彼女は,すさまじく勇敢でした。
彼女は,世界のリーダを目の前にしても決してひるまず,単刀直入に非難を口にすることもありました。
例えば,人工中絶について痛烈な批判を行い,「女性の権利」として容認していたクリントン大統領やヒラリー夫人,ゴア副大統領夫婦がその場で蝋人形のように固まってしまったこともありました。
彼女の前では,アメリカの大統領でさえ,たじたじだったのです。
他の人が同じ発言をすれば,バッシングを受けると思いますが,誰一人,彼女には反論出来なかったのです。
なぜでしょう?
それは彼女が,アメリカの大統領を含め,世界中の人々から尊敬されていたからです。
これこそが,偉大なリーダのしるしだと思います。
愛が与える力

彼女はお金には興味がありませんでしたが,彼女が希望すれば,直ぐにでも世界中からお金が集められ,一瞬のうちに世界一の大金持ちになれたかも知れません。それほど,彼女の影響力は大きかったのです。
彼女には,学歴やお金,権力,地位などはありませんでした。あったのは,愛のみです。
人類史上,最も偉大なリーダであるイエスキリストも同様です。愛のみで世界を変えました。
このことは,女性に大きな勇気を与えるのではないでしょうか?
女性はもともと,子供への愛,家族への愛など,本能的に愛情深いと思います。そうすると,女性こそが,本当のリーダとしての資質を備えているのではないでしょうか?
女性の方には,自分にはそんな能力はないと思う方もおられるかも知れません。
しかし,そういった方に向けて,マザーテレサは以下のように述べています。
女性のみなさん。
あなたや,わたしは女性として生まれ,愛を理解するという,途方もなく,すばらしいたまものを持っています。わたしは,このたまものを,くる日もくる日も,子どもたちのために苦しみを受け入れ,それに耐えている貧しい女性たちの中によく見ています。
母親たちはまったく無一文ですが,施しに頼ってまでもやっていくので,子どもたちは,なんとか必要な物を得ているのを,わたしは見てきました。
「あなたの目を,あなた自身に向けることをやめ,あなたが何を持っていないこと,ましてや何者でもないこと,何もできないことを喜びなさい。なあなたの無があなたを脅すとききはいつでも,イエスさまに向かって大きくほほえみなさい。ただイエスさまの喜びだけを持ち続けるように。それがあなたの力ですから。
何もなくても,愛があれば子どもが変わる。
何もなくても,愛があれば周囲が変わる。
これからは女性の時代です。是非,「愛」の力で良い家庭,良い会社,良い社会をつくっていきましょう。
愛についてのことば

最後に「愛」について,聖書で有名なことばを紹介します。結婚式で朗読されることも多いため,知っている方も多くおられると思いますが,心に刻めば,きっと幸せなことが起きるでしょう。
愛は寛容であり,愛は親切です。また人をねたみません。
コリント人への手紙第1,13章4節~8節
愛は自慢せず,高慢になりません。
礼儀に反することをせず,自分の利益を求めず,怒らず,
人のした悪を思わず,不正を喜ばずに真理を喜びます。
すべてをがまんし,すべてを信じ,すべてを期待し,すべてを耐え忍びます。
愛は決して絶えることがありません。